入院費の計算方法について

入院費について
健康保険・国民健康保険・退職者医療・後期高齢者医療を利用される方の、1日分の入院費は次の1と2及び、使用状況等に応じた3~5を合計して計算します。
健康保険の負担割合の違いにより、個人負担額は異なります。
1 入院基本料
一般病棟の場合は、DPC(包括支払い)により算定します。
2 食事療養費
1食460円です。
3 室料差額
お部屋によって差額が発生します。
健康保険法の規定により、ホテルなどの宿泊料金とは異なり、午前0時を起点にした日数計算になります。
(例:1泊2日の入院の場合、室料は2日分となります。)
4 選定療養費
同一傷病名による入院期間が180日を超えた場合、選定療養費が発生する場合があります。
5 その他
紙おむつ代1日440円のほか、自費でご負担いただくものもあります。
入院費の請求について
入院費の請求は毎月1回です。月末までの請求案内を翌月10日頃に病棟で配布しますので、お受け取り後、速やかにお支払いをお願いします。
また、退院の際は当日までの請求案内をお渡ししますので、お支払いの上、ご退院ください。ただし、治療内容などによっては退院時に請求案内をお渡しできない場合があります。その際は後日、郵送いたします。
DPC(包括支払い)について
当院は、厚生労働省の認定を受けたDPC(包括支払い)制度の対象病院となっており、一般病棟の入院基本料は次の計算方式になります。
ただし、入院している間の病名や診療内容により計算方式が変わる場合があります。
その場合、入院の初日にさかのぼって入院費の再計算を行い、すでにお支払いいただいた入院費が追加または返金になることがありますのでご了承ください。
DPC(包括支払い)制度とは、病名や診療内容などにより1日当たりの包括部分の入院費が決まり、包括部分の金額と出来高部分の金額を合算する計算方法です。(病名や診療内容などによっては、全て出来高計算方式になる場合があります。)
なお、DPCデータは、厚生労働省が発行する「DPCデータの提供に関するガイドライン」に準じて、個人が完全に特定できないかたちで第三者に提供する場合があります。
入院中の他医療機関受診について
原則として、入院中は他の医療機関を受診することはできません。
かかりつけ医院から継続してお薬をもらう場合も受診に該当します。
入院中に、かかりつけ医院から処方されているお薬がなくなる場合は、当院での処方を検討いたしますので、必ず、医師、または看護師にご相談ください。
入院費は診断群別定額払い方式(DPC)により算出します。DPC方式は病名ごとに厚生労働省が定めた1日あたりの単価により入院費を計算するもので、全国どこでも標準的な医療が受けられ、厚生労働省への診療情報の提出によって医療の透明性が高まる制度です。
*手術やリハビリなどは、従来と同じく出来高で計算します。

*病気、治療内容によっては出来高計算になる場合もあります。