地域医療支援病院

地域医療支援病院について

当院は平成23年3月30日付けで長野県知事から地域医療支援病院の承認を受けました。

地域医療支援病院とは

現在、国の方針として医療機関の機能の役割分担が進められています。これは、地域の診療所等(かかりつけ医)と、それらを後方支援する病院が連携(病診連携)することにより、効率的で効果的な医療の提供を図ることを目的としています。
 
この中で中核を担う医療施設となるのが地域医療支援病院です。紹介患者さんに対する医療提供や医療機器の共同利用等を通じ、第一線の地域医療を担うかかりつけ医を支援し、地域医療の確保を図る病院として相応しい医療施設として、都道府県知事から承認されます。

地域医療支援病院の役割

地域医療支援病院では、次のような役割を求められています。
・ 紹介患者に対する医療の提供
・ 施設・設備等の共同利用の実施
・ 救急医療の提供
・ 地域の医療従事者に対する研修の実施

地域医療支援病院の承認要件

・ 開設主体は原則として国、都道府県、市町村、特別医療法人、公的医療機関、医療法人等
・ 紹介患者中心の医療を提供していること
・ 救急医療を提供する能力を有すること
・ 建物、設備、機器等を地域の医師等が利用できる体制を確保していること
・ 地域医療従事者に対する教育を行っていること
・ 原則として200 床以上の病床、及び地域医療支援病院としてふさわしい施設を有すること

地域医療の機能分担と連携

当院の取り組み

地域医療の第一線を担っていただいている「かかりつけ医」との連携を更に充実させるため、次の取り組みを行っています。

登録医制度の拡充
外来・入院患者診療への参加や高度医療機器の共同利用、研修施設の利用などを推進するため、登録医制度に参加いただいている「かかりつけ医」との意見交換会を開催するとともに、登録医の一層の拡大を図っています。

地域連携クリニカルパス
既に稼働している「脳卒中」「大腿骨頸部骨折」の地域連携クリニカルパスに加え、「がん診療地域連携クリニカルパス」も稼働をはじめました。
一貫した医療方針の確立と、地域の医療機関の機能分化と役割分担を推進するため、これらの地域連携クリニカルパスを幅広く実施しています。

研修会等の実施
「かかりつけ医」との連携を強化するため、定期的に広報を行うとともに、地域の医療従事者や住民を対象とした研修会を開催しています。

業務報告

県内の地域医療支援病院は、毎年10月5日までに長野県に対し業務報告書を提出することとなっており、県ではこれを公表することとなっています。
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