はじめに
- 平成25年3月より「乳腺・内分泌外科」診療をおこなっています。具体的には、乳房および甲状腺・副甲状腺の外科診療です。
- 乳房の検査を希望して受診される患者様の場合は、「検診で要検査となった」「乳房が痛くて心配」「しこりが触れる」といった方々が来院されます。診察の手順は、視触診、マンモグラフィー、超音波検査(エコー)を行います。これらの検査で異常が認められた場合には、MRI、穿刺吸引細胞診、針生検と検査を進めていきます。
- 「乳房痛」で乳がんが見つかることはほとんどありません。検診で異常となっても、乳がんはその中でおよそ数%です。逆に40歳代以後の女性が新しく乳房にしこりを感じた場合は注意が必要です。
- 甲状腺(のど仏の下、気管の前に張り付いている臓器。甲状腺ホルモンを作る)の疾患は、検診で「甲状腺が腫れている、しこりが触れる」等で受診される方が多いです。血液検査、超音波検査を行い、異常が認められた場合には、穿刺吸引細胞診を行います。