プログラムの特色

伊那中央病院卒後臨床研修プログラム概要 (2021.4)

研修スケジュールと分野

研修スケジュール


備考
  2年間の必修は、内科、救急科、地域医療、小児科、麻酔科、外科、産婦人科、精神科とし、最初の6カ月は内科(内科・神経内科・循環器内科・呼吸器内科・消化器内科・腫瘍内科・腎臓内科)を中心とする。
  救急科は、必修3か月間のうち1年目に1か月とし、残りの2か月分を2年目の一年間かけて宿当直で行う。
 
残り9か月で、必修科を含む以下の選択科(整形外科、形成外科、皮膚科、呼吸器外科、乳腺内分外泌科、脳神経外科、泌尿器科、眼科、放射線科および協力病院(昭和伊南総合病院)診療科)より選択する
  地域医療は、上伊那生協病院・仁愛病院・前澤病院での研修とする。(2年目の1年間の中で月を選択)
  精神科研修を希望する場合は、長野県立こころの医療センター駒ヶ根での研修とする。
  CPCは伊那中央病院で実施する。

プログラムの特色

◇  病院の特色
   当院は、医療圏約20万人の上伊那地域の基幹総合病院として救急医療、高度・専門医療など病気の急性期における診療を主体に、患者さん中心の良質な医療を行っている。また、救急医療は、救命救急センターで三次救急をはじめとして24時間対応しており、初期救急医療には地元上伊那医師会の協力を得て対応し、開業医や他病院との連携を密にした地域完結型医療提供体制となっている。人材育成においても、医師の研修、各職種における認定制度や専門制度の取得を奨励し、技術力の向上や能力開発に向けた取り組みを積極的に支援している。毎年100名以上、信州大学医学部4・5・6年次生の臨床実習受入を行っており、医学生の教育にも熱心に取り組んでいる。
     
病院理念
 
地域住民の健康維持に尽力します
 
地域社会が求める医療を提供します
  医療の発展に寄与します
     
伊那中央病院臨床研修の理念
   患者中心の医療を行うために、倫理観、使命感、人類愛に基づく全人的な幅広い診療能力を得られる研修を目指す
     
基本方針
  地域完結医療を目指し、主に急性期医療、高度専門医療、24時間救急医療及び回復期医療を担います。
  患者中心に、安全・安心で良質な医療を提供します。
  人権を尊重し、快適な医療環境を提供します。
  地域住民の疾病予防と病後の早期社会復帰をはかります。
  研究・教育・研修機能を高め、人材育成に努めます。
  健全な経営に努め、職員がやりがいの持てる職場を作ります。
     
プログラムの目的
   地域完結医療を目指す当院の特色を理解し、プライマリ・ケアから高度専門医療まで一貫した診察、並びに他の医療機関と連携した医療を提供するなかで、医師の果たすべき社会的役割、基本的知識、技能及び態度の習得を目的とする。
     
プログラムの特色
  ①   研修プログラムは総合診療方式で、臨床研修の到達目標にあげられている項目を診療各科の指導医のもとに経験する。1年次はオリエンテーションの後内科系の診療各科を回り、必須科(産婦人科・麻酔科・外科・小児科)および救命救急センターで研修を行う。2年次は救命救急センターの当日直研修と上伊那生協病院又は昭和伊南総合病院での地域医療研修を行い、それ以外の期間は研修医の希望に応じたローテーションを行う。主要診療科目には出来るだけ多くの時間を配分し、その他の診療科目についても必要な知識や技術が得られる時間を設定し、研修医の将来の進路を考慮した、オーダーメイドなプログラムになっている。
   あらゆる救急疾患の初期対応が出来るようになるために、救命救急センターで一月研修を行うとともに、2年間を通じ救急外来での当直研修を指導医の監督の下に月3回程度行う。また、研修先の診療各科において、救急外来患者への初期対応を積極的に行い、初期治療と専門的治療を研修する。また当院で行うPTLS、ITLS、PALS等各種講習を無料で受講できる。
   地域住民のニーズを把握し、地域の保健医療を理解し実践するために、訪問診療、検診活動への参加など、院外の研修を積極的に行う。
   いずれの診療科も研修医に単なる見学研修はさせない方針で、必要な技術・検査・手技等は、可能な限り実践中心な指導のもとで習得していただく。地域の中核病院として、全科的に豊富な症例を経験できる。
ページの先頭へ
ページ早見表