脊椎センター

外来診療の制限について

担当医の不足等により、新患の外来診療を制限させていただいております。

① 新患の診療は、他院からの紹介状持参の方に限ります(ただし、急患は除く)。
② 新患で紹介状なしに来院された方には近隣の診療所等をご紹介いたします。


ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、ご協力くださるようお願いいたします。

理念及び基本方針

  • 脊椎の疾患、すなわち背骨の病気は、肩こり、腰痛、手足のしびれ、麻痺の原因として最も頻度の高いものです。近年、我が国では急速な高齢化に伴い脊椎疾患による運動器の障害が増加し、大きな問題となっており脊椎外科のニーズは年々高まる一方です。高齢化率が30%を超える当地も例外ではなく脊椎疾患による症状でお困りの方々が多くそのニーズに応えるべく2015年6月1日より脊椎センターを開設しました。
  • 当センターでは、脊椎圧迫骨折から腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、頚髄症、脊柱変形など頚椎から腰椎まで、小児側弯症と一部の脊髄腫瘍を除くほぼすべての脊椎脊髄疾患を扱います。急性期病院という役割上手術治療がメインとなり、投薬治療等による保存治療は近隣の開業医にお願いしております。
  • 手術治療は、最新の治療を積極的に取り入れて提供しています。3D対応の外科用イメージ、ナビゲーションシステム、脊髄モニタリング、透過性手術台などの機器を導入、駆使し難治性疾患にも対応しているほか、圧迫骨折に対するBloon Kyphoplasty、内視鏡手術、経皮的椎弓根スクリューを用いた固定術などの近年全国的に広がっている低侵襲手術にも取り組んでいます。また、後腹膜経路・大腰筋経路による側方経路腰椎椎体間固定術(LL IF)は、日本に導入されて間もない術式ですが、従来の手術と異なり、筋肉や骨に侵襲を加えることなく早期社会復帰が可能な点で優れており、県内で当院が最初に導入し実績を上げています。
  • 当センターでは、基本的に完全予約制で診療していますので病診連携を通じて予約をとっていただき紹介状を持参のうえ受診をお願いいたします。緊急を要する場合は、電話にて直接外来へ連絡をしてくだされば対応いたします。
  • 健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。要支援、要介護の原因の1位を運動器障害が占めており健康寿命の最大の敵となっています。日本一の長寿県といわれる長野県は、健康寿命では上位にいません。地域住民の皆様に、適切な脊椎医療を提供し、運動器障害を少しでも減らして健康寿命が延ばせるようお役に立てればと思います。

トピックス

  •  高齢化に伴い増加しているのが脊椎圧迫骨折です。早期に適切な治療を行わないと偽関節(ぎかんせつ)になったり、腰曲がりになったりして腰痛が慢性化します。そのような症例にはBalloon Kyphoplasty(BKP)といって骨折部にBalloon(風船)を入れて膨らませて、そこにセメントを詰めて除痛をはかります。
  • 近年のトピックスとして2018年に腰椎椎間板ヘルニアに対する注射剤が許可されました。椎間板内に注射することでヘルニアを消退させる画期的な治療法です。全例に行えるわけではありませんが適応症例には行えます。
  • LLIF、BKP、ヘルニア注射などの最新治療はトレーニングを受けた医師でないと施行できません。当センターではトレーニングを受けた日本専門医機構認定脊椎脊髄外科専門医が2名在籍していますので治療が可能です。
  • 当センターでは基本的に完全予約制で診療していますので、病診連携を通じて予約をとって受診する形をとっています。

スタッフ

構成医師名

脊椎センター長
整形外科・主任医長
 荻原 伸英


整形外科・部長
 樋代 洋平

顧問
信州大学医学部整形外科・教授
 高橋 淳

脊椎センター:診療カレンダー

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