救命救急センターを受診される方へ

救命救急センターの受診について

救命救急センターは、重症な方の救急診療に力を注ぐため、次のような方を優先的に診療しています。

  1. 救急車で来院された方
  2. 診療所医師(開業医)から、救急医療が必要だとの紹介状を持参された方
  3. 当院に通院治療中で、急に症状が悪化した方
  • 夜間の救急診療も、上記1から3の方を優先的に診療します。
  • ※午後7時から午後10時頃までは、比較的軽い傷病で救急来院された方に対して、診療所医師(開業医)が交替で診療にあたります。 
  • 土曜の救急診療は、上記1から3の方を除き、診療中の診療所(開業医)あるいは「かかりつけ医」に掛かってくださるようにお願いします。
  • 休日・祝日の救急診療は、上記1から3の方を除き、休日緊急当番医あるいは「かかりつけ医」に掛かってくださるようにお願いします。

救急車は正しく使いましょう

 ここ数年問題となっているのは、救急車の出動件数が増えているものの、実は利用された方の約半数が救急車を利用しなくてもよく、かかりつけ医等への受診が望ましい場合が多いことです。

 よくない使い方として、例えば、「蚊に刺されてかゆい」「日焼けしてヒリヒリする」など命に別条のない症状での受診などがあげられます。また、「病院で長く待つのは面倒なので救急車を呼べば先に診てくれるから」「平日に休めない」など自分の都合で救急外来を夜間や休日に受診するのは止めましょう。

 救急車は、命に危険があり、緊急に受診を必要とされている方を搬送するためにあります。24時間体制での救急医療は常に緊迫した環境下での業務で、医師等の疲労も年々蓄積するため、救急医療に携わる職員の負担軽減が課題となっています。本当に必要としている人に必要な医療を届けるため、救急医療のあり方をみんなで考えましょう。

小児の夜間救急「知っていますか?」

当院では、夜間の小児救急に対応するため、地域の小児科医などと連携して交替で
平日夜7時から9時まで小児にも対応できる医師が救急治療に当たっています。
(※医師の確保が出来ない場合もありますのでご了承ください。)

お子さんが具合が悪いときは、夜9時までに受診していただきますとより専門的な治療が受けられます。

小児救急電話相談もご利用ください。

当院は「急性期病院」です

 急性期病院とは、急性疾患または重症患者の治療を24時間体制で行なう病院のことをいいます。急性期病院は救急患者さんのために機能を強化し体制を整えた病院ですので、どうしても一般外来等で患者さんをお待たせしご迷惑をおかけしてしまうことがあります。国としても、大きな病院の混雑緩和のために、急性期病院と近くの医院・診療所との機能を分けた「かかりつけ医」を推奨しています。

 急性期病院は原則として「かかりつけ医」からの紹介状が必要な病院です。高額な初診・再診時選定療養費を請求するよう国の指導があるのはそのためです。病気が完治していなくても急性期としての治療が終わって、命の危険がなくなった方、静かな療養が必要な患者さんには回復期病院(病床)などに転院(転床)するか、自宅療養として退院していただく必要があります。(これは国が進める医療制度の仕組みです。)

 当院は、患者さんが受診されたその時から、退院後の自宅での療養や、回復するための転院先を考えるなど、患者さんに寄り添ったサポート体制を強化しています。
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