診療放射線科

放射線とは
保有装置
一般撮影装置
乳房撮影装置
移動型撮影装置
X線TV装置
CT装置
MRI装置
血管撮影装置
放射線治療装置(リニアック)

バリアン社製 放射線治療装置
※放射線治療装置をLinear accelerator(日本語で直線加速器)といい「Lin」ear 「ac」celeratorの両者の頭をとって「Linac」と略し、リニアックまたはライナックと呼んでいます。
2018年3月に稼動した新リニアックは、高精度の放射線治療に特化したシステムで、県内では始めての導入となります。本装置では通常の放射線治療の正確性が増すだけではなく、これまで当院では行えなかった高精度技術による放射線治療の施行が可能になりました。

超音波診断装置
骨密度測定装置
結石破砕装置(ESWL)
核医学検査装置(SPECT-CT)
核医学検査装置(PET-CT)
PET-CT装置が2017年11月当院に北棟RI施設へ新規導入されました。 PET検査は放射能を含む薬剤を投与し、放出されるガンマ線をとらえて画像を得ます。 当院に導入された装置の特徴として装置の感度が高いことが挙げられ、 これにより比較的短時間(標準で約15分)で撮影を終了することができます。 また、同時に撮影するCTは最新の技術により従来の半分以下の被ばく線量に抑えることができます。 |
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GE社製 PET-CT装置 | ||
検査は全部で約3時間ほどかかりますが、そのうちの大半はなるべく動かないように待機していただきます。長い待機時間を快適に過ごしていただけるよう待機室は個室となっており、部屋内には加湿空気清浄機、リクライニングチェアをご用意しております。 |
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待機室 | ||
PET検査薬に用いられる放射性薬剤は寿命(半減期)が短く、時間とともに体外へ排泄されるので安心して検査をお受けください。 |
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PET-CT検査への患者紹介について (医療機関向け) |
問診室 薬剤自動投与装置 |

PET検査をお受けになる方へ
○PET-CT検査とは
PETとはpositron emission tomography (陽電子放出断層撮影) の略です。従来のPET検査にCTを組み合わせたものがPET-CT検査です。
利点としまして、CTなどの画像検査では、通常、頭部、胸部、腹部等部位を絞り検査を行いますが、PET検査ではほぼ全身を一度に調べることが可能です。さらに形態画像であるCTと組み合わせることでより診断能が向上します。
・当院で行われるPET検査は、大半がブドウ糖代謝を反映する18F-FDGという放射性薬剤を用いた、
FDG-PET検査です。
・入室から退室まで約3時間かかります。そのうち撮影時間は15分ほどです。
・追加で撮影を行う場合もありますが、退室までの間で行いますのでお時間の延長はありません。
○FDG-PET検査をお受けになる方へ
・FDG-PET検査はブドウ糖の代謝を反映しますので、検査の前に糖分を摂取すると目的の場所にうまく薬剤がいきわたらず、診断の妨げになる場合があります。
・最低でも検査4時間前から絶食をお願いいたします。
・水分は水、緑茶は飲んでいただいて結構ですが、糖分の入っているもの、また、入っているか不明なものは飲まないようにしてください。
・糖尿病がある方は担当医にご相談ください。
・FDGは動いた後の筋肉に集まりやすい性質があります。激しい運動は前日から避けてください。
安静にしていただくことで、薬が目的の部位に多く集まりますのでより正確な診断が可能となります。
検査手順及び注意事項の詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

PET-CT検査への患者紹介について(民間病院等→伊那中央病院への患者紹介)
PET-CT検診のご案内(健診センター)(PET-CT検診は平成30年5月から受付を開始しました。)
診療放射線技師が「最適で迅速な診療画像情報の提供をおこなうとともに、安全で精度の高い放射線照射をおこなう」という診療放射線科の基本方針のもと、医師・看護師・事務の方々と協力して業務にあたっています。
診療放射線科では、救命救急センター、脳卒中センター、地域がん診療連携拠点病院などの病院機能を十分に発揮できるよう、適正な放射線装置の稼働に努めています。当院は外部放射線治療装置を有するとともに、診断部門では、CT装置に320列高性能CT、MRI装置に3T(テスラ)高磁場MRI、RI装置にPET-CTをラインアップに加えて質の高い画像提供をおこなっています。血管撮影においては心臓用と頭部・腹部用の2台体制としており救急患者への迅速な対応を可能としています。また、CT・MRI・RI・超音波の各検査においては地域医療連携室を通して地域の医療機関からの検査依頼に対応しており、医療連携に協力しています。