リハビリテーション技術科

リハビリテーション技術科の紹介

 当科は、理学療法、作業療法、言語聴覚療法で構成され、急性期および回復期患者さんへ365日リハビリテーションの提供と訪問リハビリテーション、小児リハビリテーションを実施しています。 私たちは、障害を持たれた方の身体の機能改善と社会生活への復帰を第一に考え、有益なリハビリテーションを提供するという理念に基づき、日々知識技術の習得に努め、多職種と連携し情報共有を行います。

施設基準等:
脳血管疾患等リハ料(Ⅰ)運動器リハ料(Ⅰ)廃用症候群リハ料(Ⅰ)呼吸器リハ料(Ⅰ)
心大血管リハ料(Ⅰ)がん患者リハ料 、早期離床・リハビリテーション加算
長野県理学療法士会臨床実習認定施設
日本作業療法士協会臨床実習認定施設

リハスタッフ:
PT28名、OT17名、ST13名、事務1名

資格等:
3学会合同呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、日本糖尿病療養指導士
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士、認知症ケア専門士、福祉住環境コーディネーター2級
認定理学療法士(呼吸、運動器、脳卒中)、専門理学療法士(内部障害)、認定作業療法士

理学療法 作業療法 言語聴覚療法

小児リハビリテーション施設

    受付カウンター         プレイルーム            相談室

 小児リハビリテーション施設では、主に外来小児患者さんに対してリハビリ(理学療法、作業療法、言語療法)、心理療法、発達検査を行います。重度心身障害児、発達に特性をもつお子さん等に対して、児童発達支援施設、保育園・幼稚園、学校と連携をとりながら、保護者の方と共に、そのお子さんに対しての関わり方を一緒に支援していきます。
 理学療法では主に運動面、作業療法では遊び・身の回りの動作面・行動面、言語療法では言語・社会性・発音・飲み込みの練習を、心理療法ではお子さん・保護者に対してのカウンセリングを行います。

理学療法

 理学療法とは、病気・ケガ・寝たきりなどによって身体が不自由になった人々に対して、身体と心の両面から機能回復・維持をはかる医療を提供しています。
 実際は、患者さん個人の評価をもとに運動療法(あしに力をつける、畳の上で正座をする、階段・外を歩くなど)や物理療法(温めて痛みを緩和させる、電気をあてて筋肉をほぐすなど)、家屋改造(廊下に手すりをつける、敷居の段差をなくす、開き戸を引き戸にする)などの手段で、患者さん個人の家庭復帰・仕事復帰を目指しています。
 当院では、運動器、脳血管疾患、呼吸器、心大血管疾患、がん患者リハビリテーション料の施設基準を満たし、それぞれの疾患に適した幅広いリハビリテーションを行っています。
 日々質の高い理学療法を提供できるよう努力していきますので、よろしくお願いいたします。

作業療法


作業療法室


作業療法室からの眺め
 このごろ「リハビリ」という言葉は、広く世に浸透してきているかと思いますが(勝手に思っているだけ?)、リハビリの中にもいろいろあります。ここでは、その中から「作業療法」の紹介をさせて頂きます。
 「作業っていうくらいだから、何か手作業をしながらリハビリするのかなぁ?」と考えた方...「ん~っ、正解!」。しかし、ただそれだけでは作業療法士協会の方々に怒られてしまいますので補足しますと、「障害を抱えている方々に対し、残された機能を最大限活用し、身辺動作や家事動作・仕事への復帰を目指した訓練」をおこなっています。また「在宅で生活している障害者やその家族の方々が生活しやすいようなアドバイス・援助」をおこなうのも作業療法の仕事です。
 その手段として様々な作業を用いていますが、身近なところでは調理・洗濯・掃除など、面白いところでは手芸・工芸・日曜大工など、もちろん運動や体操・筋力トレーニングなどの基本的な練習もおこないます。そして大切な日常生活動作練習、例えば食事・着替え・入浴の練習など、作業療法の幅はひろいです。
 社会復帰へのリハビリ、その中の「作業療法」という分野を少しご理解頂けたでしょうか?
少しでも皆様の記憶の片隅にとどめて頂けると、とても嬉しく思います。



①話し合い

②訓練・治療

 

言語聴覚療法

 普段何気なく行っている「話す」「食べる」「聞く」などの活動が、何らかの原因によってうまく行えない方やお子さん、そのご家族などに対して必要な援助を行っていくのが 言語聴覚療法です。

(こんな時ご相談ください)
◎脳卒中や頭部外傷の後、言葉が出にくい・相手のことばが理解できない(失語症)
◎発音が悪くて、なにを言っているのか聞き取りにくい(構音障害)
◎ことばの発達が遅い(言語発達遅滞)
◎いろいろな音や声に気付かない、聞き返しが多い(難聴)
◎話そうとするとつまったり、どもったりする(吃音)
◎うまくかんだり飲んだりできない(嚥下障害)
◎声が出にくい、かすれる(音声障害)

(言語聴覚士がどんな援助をするのか?)
 これは、一人一人違います。その方の症状に合わせた援助を行います。
たとえば
◎相手のことばを聞き取り、正しく理解できるようにする。
◎遊びや楽しい活動を通じて、人のコミュニケーション方法を学ぶ。
などです。


言語聴覚療法室
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