保険薬局の皆さまへ

当院から新規に麻薬性鎮痛薬の処方を受けられた場合の対応について

 当院では、麻薬性鎮痛薬の適正使用推進のため、保険薬局でお願いしたい標準的指導内容と確認及び疑義紹介していただきたい事項について、下記のようにプロトコールを作成いたしました。プロトコールは「がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン 2014年版」をもとに院内で検討を行い作成しました。
 当院から新規に麻薬性鎮痛薬の処方を受けた場合には、プロトコールの内容をご確認いただき、疑義のある場合にはご連絡ください。

トレーシングレポート(服薬情報提供書)について

トレーシングレポートとは
 患者さんからの聞き取り情報(アドヒランス、複数病院受診、OTCや健康食品の服用)など、保険薬局からの疑義照会とは異なり、即時性は低いものの情報提供することが望ましいと保険薬局が判断した内容を処方医師にフィードバックするレポートです。

トレーシングレポートの運用方法
 様式をダウンロードしていただき、必要事項を記入しFAXにて薬剤科までご送信ください。なお、ほかの様式をご利用いただいてもかまいません。

送付先 FAX:0265-78-8836

注)トレーシングレポートは疑義照会ではありません

ダウンロード
 説明資料(PDF:72KB)
 トレーシングレポート(Word:49KB)

お問い合わせ先
 伊那中央病院 薬剤部 TEL:0265-72-3121(内線2523)

院外処方箋備考欄への「残薬調整後の報告可」のコメント追加について

 平成30年度診療報酬改定において、残薬分を差し引いた減数調剤の取り扱いが「調剤報酬点数表に関する事項<通則>4」に示されました。
 具体的には、処方箋の「備考欄」に、残薬分を差し引いた減数調剤を行った後で残薬状況を情報提供することで差し支えない旨を医師から指示を受けた場合
 ①患者に対して次回受診時に処方医へ残薬の状況を報告することを促すこと。
 ②患者の残薬の状況、その理由及び実際に患者へ交付した薬剤の数量、説明内容等について、遅滞
  なく当該調剤に係る処方箋を発行した保険医療機関に情報提供すること。
を条件として、残薬分を差し引いた減数調剤して差し支えないという取り扱いを示すものです。
 
 当院では、全ての処方箋備考欄に「■残薬調整後の報告可」の記載を追加します。「残薬調整後の報告可」の場合は減数調剤に係る疑義照会は不要です。
 
 当該指示に基づき保険薬局において調剤を行う場合、以下4点を徹底ください。
 1)患者・家族からの申出のみではなく、必ず薬歴及び残薬現品(外形状態・保管状況その他の残薬
   の状況)を確認した上で対応すること。残薬現品を確認できない場合は減数調剤はできません。
 2)患者・家族に対して次回受診時に処方医へ残薬の状況を報告するよう指導すること。
 3)減数調剤の詳細(残薬の状況、その理由及び交付した薬剤の数量、説明内容等)について、当日
   中に「残薬調整に係る服薬情報提供書(トレーシングレポート)」等により当院薬剤部に情報提供すること。
 4)大量の残薬を確認した場合であっても当該薬剤を処方から削除(処方日数0日分)する場合は
   疑義照会をしてください(処方薬が完全に無くなる場合、複数の処方薬から1~数種類だけ無く
   なる場合等を含む)。
(注意)残薬調整以外の内容、判断に迷う内容に関しては従来通り疑義照会してください。
 
運用開始:2020年2月17日より
 
ダウンロード
 ◆変更後の処方箋見本(PDF:437KB)
 ◆説明資料(PDF:1.4MB)
 ◆広報パンフ(PDF:185KB)
 ◆残薬調整に係る服薬情報提供書(トレーシングレポート)(Word:17KB)

お問い合わせ先
 伊那中央病院 薬剤部
 TEL:0265-72-3121(内線2523)
 FAX:0265-78-8836

入院時における治療薬の情報共有に関する取り組みについて

 平素は、当院院外処方箋を応需いただきありがとうございます。
 令和4年度診療報酬改定(調剤)において「服薬情報等提供料3」が新設されました。これは令和2年度認定薬局整備支援事業として上伊那薬剤師会でも実施された「薬薬連携を中心とした多職種連携による入退院時の情報共有モデル事業」での取り組みや連携に関する我々の日常業務が評価されたものと考えています。ご尽力いただきました先生方に感謝申し上げます。地域包括ケアシステムの中で、病院と薬局の薬剤師が入院前や入院中、退院後の薬学的管理上で必要な患者の情報を共有し、安全かつ有効な薬物療法をシームレスに提供することが求められています。
 当院薬剤部では、今回、診療報酬(調剤)で新設された「服薬情報等提供料3」の制度を積極的に活用し、入院予定の患者へ別紙「伊那中央病院へ入院予定の方へ」をお渡ししますので、「かかりつけ薬局」にて服用薬の確認・整理をいただくとともに、薬剤に関わる積極的な情報提供をお願いします。
 運用開始後、定期的な振り返りを行い、運用方法に対する問題点や成果などを共有し、より良い薬薬連携・患者支援体制を構築していきたいと思います。
 ご支援ご協力をお願いします。

運用開始:2022年5月9日より

ダウンロード
入院時情報共有シート(Word:58KB)
 
お問い合わせ先
 伊那中央病院 薬剤部 TEL:0265-72-3121(内線2523)
 

伊那中央病院がん化学療法レジメン

こちらのページでは、当院で実施されるがん化学療法のレジメン情報を公開しています(随時更新)。
 
伊那中央病院のがん化学療法レジメンをご覧いただく前に
 
こちらで公開するがん化学療法レジメンは、当院のがん化学療法審議委員会で審査・承認されもので、その内容を地域の保険医療機関及び保険薬局との患者連携(適切な投与管理、患者支援)を目的として提供するものです。
その他の目的での用途は想定しておりません。また、投与スケジュール等は、患者の状態によって変更される場合があります。(一部のレジメンは公開しておりません。)

※掲載内容について、無断転用を禁じることについて 

がん化学療法に関するご不明な点や病院への情報フィードバックについては、下記の薬剤部専用相談窓口もしくは服薬情報提供書をご利用ください。

【専用相談窓口】 
原則としてFAXにてお問い合わせください。
電話での受付は14時から17時とさせていただきますが、緊急の場合には9時から対応可能です。
 
連絡先:FAX:0265-78-8836(薬剤部)/電話:0265-78-3121(内線:8113)

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